蒙古タンメン中本が女性に人気となったのは2000年に社長の白根誠が2代目中本を襲名した時から始まる。当時のラーメン店は怖い店主、私語厳禁、時には客を怒るなどの無骨接客がもてはやさた時代。白根は女性客が気軽に来られる店を目指した。2003年、女性客獲得のためにレディースセットを発売。レディースセット効果で男子高校生の中にちらほら女性客が来るようになった。2004年、おしゃれなインテリアを意識した。この努力で一人で来店する女性客が増加した。2005年、お気に入りの店員に投票するNakamoto star awardを開催。これにより店員同士が切磋琢磨し接客に力を入れ女性客の評判が高まった。2014年、インフルエンサーが中本を投稿し多くの女性に広まった。女性たちにどんなときに中本が食べたくなるかと聞くとで、1位はいつも、2位はストレスがたまったとき、3位は疲れた時などとなった。メニューとストレスの因果関係に注目してみた。中本から出てきた女性に、最近あった嫌なことを聞いたところ、メニューの辛さによってストレスの大きさが違うことが判明した。辛さレベル5の蒙古タンメンを食べた女性の嫌なことは、吸っていない銘柄のタバコを買った、休みの日にいつも天気が悪い。レベル9の北極を食べた女性の嫌なことは、部活で1人すごい嫌いな奴がいる、息子がよそよそしい。レベル10の冷やし味噌ラーメンを食べた女性の嫌なことは、外国人にクソがっ!と言われた。