道路が崩落して孤立に近い状態が続く島根県出雲市。日御碕地区には約550人が住んでいるとみられるが、地区と市街地をむすぶ県道が崩落したことで生活に支障をきたしている。午前7時過ぎに崩落現場から地区側にある県道のバス停で親に連れられてきた子どもたちが集まった。出雲市によると一部の子どもが学校に通えなくなっていることから、きょうから市の教育委員会が登下校の支援を始めた。出雲市教育委員会の担当者が引率して山の中の道を10分ほど歩いて崩落現場を迂回し、市街地側に抜けた。小中学生たちは待機していたスクールバスに乗り込み、それぞれの学校に向かっていった。市の教育委員会によると、バスを利用した17人は無事に学校に到着し、下校時にも同様の対応が取られるとのこと。登下校の支援は今週予定されている終業式の日まで続けられる予定。