日銀は今週、植田総裁と副総裁が相次いで23日からの決定会合で利上げを行うかどうか議論し判断したいと発言した。日銀は利上げの判断に当たって今年の賃上げの動向を重視しているが年始の企業トップらの発言や各地の企業への聞き取りなどから去年に続く好調な賃上げが期待できるとみている。日銀内部では米国のトランプ次期大統領が来週20日の就任日に打ち出す政策で株価が下落基調になるなどの大きな混乱が起きなければ政策金利を今の0.25%から0.5%に引き上げる環境が整うとの見方が広がりつつある。政策金利が0.5%になるとおよそ17年ぶりの水準。