映写機でCGなどを投影するプロジェクションマッピングは、イベントなどで演出のために使われることが多い技術だが、これを建設現場で使おうという試みが始まっている。大手ゼネコンの研究施設を取材。通常、建設現場では、図面をもとに照明や空調などを取り付ける位置を現場で書き出す「墨出し」という作業が必要。工事ミスをなくすために、電気、空調、水道など、それぞれの専門業者が現場に来て書くことが多いため、人手や時間がかかっていたのが課題だった。そこで、プロジェクションマッピングの技術を活用することにした。あらかじめ電気や水道などの図面をまとめてデジタル化し、現場で投影する。作業はなぞるだけのため、専門知識がない作業員でも1人で書き出せるようになった。実際のマンションの建設現場で使用したところ、作業時間を3割削減することに成功したという
。一方、現場の安全性を高めようという取り組みもある。トンネル工事で地面を掘るときに使うシステムのデモを紹介。工事では、掘る深さを作業員が重機の近くで計測する必要があるため、安全性に課題があった。このシステムは、レーザーを使って地面の高さを計測。自動で色分けして表示するため、作業員が重機に近づく必要がない。システムは地面の高さを数秒ごとに計測する。掘って高さが変わると、それに合わせて色も変わる。地面の色を見ながら掘り進めていけば、作業が完了する仕組み。このシステムは、まだ開発中のものだが、会社は今後、実験を重ねて実用化を目指すという。
。一方、現場の安全性を高めようという取り組みもある。トンネル工事で地面を掘るときに使うシステムのデモを紹介。工事では、掘る深さを作業員が重機の近くで計測する必要があるため、安全性に課題があった。このシステムは、レーザーを使って地面の高さを計測。自動で色分けして表示するため、作業員が重機に近づく必要がない。システムは地面の高さを数秒ごとに計測する。掘って高さが変わると、それに合わせて色も変わる。地面の色を見ながら掘り進めていけば、作業が完了する仕組み。このシステムは、まだ開発中のものだが、会社は今後、実験を重ねて実用化を目指すという。