伊勢原にある東海大学医学部付属病院。本田靖之さん(62)は去年9月に早期の前立腺がんと診断された。本田さんは「健康を心がけてきた自分としては症状もなかったので本当に驚いた」などと話した。がんが見つかったきっかけはかかりつけ医で受けた「PSA検査」である。本田さんは「主治医が年齢を考えてPSA検査を入れた」などと話した。PSAとは前立腺の細胞から分泌されるたんぱく質のことで、がんがあると作り出されるPSAが増え、血液中に多くあふれ出す。そのため血液検査でPSAの量を測ることでがんの早期発見ができる。PSAの量が基準値を超えていた本田さんはMRIなどの精密検査を受けたところ前立腺の中に1cmほどの治療が必要ながんが見つかったという。小路直医師は「MRIではっきり見えるということは、それなりにがんのボリュームがある」などと話した。本田さんの手術は無事成功し現在は3ヶ月毎の通院で治療の経過を見ているとのこと。