9月に行われる自民党総裁選挙に小泉進次郎元環境大臣が出馬する意向であることがきょう分かった。政治とカネの問題で自民党に逆風が吹く中、3日前にも総裁選の話題をかわしてきた小泉氏。しかし、総理大臣に対する思いは以前から胸に秘めていた。10年前、zeroの櫻井キャスターが将来像について聞くと「総理大臣になってほしいと思われるような政治家でありたい」と意欲をにじませていた。父親は言わずと知れた小泉純一郎元総理。その父から50歳まで総裁選に出るなと言われたという一部報道をラジオ番組で否定したうえで「自分で決めるのは当たり前のことじゃないですか」などと話していた。小泉氏には菅前総理大臣に近い議員を中心に支持が集まっている。ポスト岸田を巡り乱戦模様の総裁選。自民党はきょう9月12日告示、27日投開票とすることを正式に決めた。3度目の挑戦となる河野デジタル大臣。河野氏は所属する麻生派を中心に立候補に必要な推薦人20人を確保できているという。河野氏は来週月曜日に出馬会見を行う予定だ。また、石破元幹事長が次の土曜日に地元鳥取で正式な出馬表明を行うことで最終調整に入ったことが今夜、関係者への取材で分かった。その後、来週中に東京都内で改めて政策などを発表する記者会見を開く方向で調整しているという。