自民党の総裁選挙は、来月12日告示27日投開票の日程で行われる。立候補を表明した石破元幹事長はきのう、自らの陣営の選挙対策本部を立ち上げ決意を述べた。河野デジタル大臣は、所属する麻生派の議員らに支援を求めた。小林鷹之氏は、党の憲法改正実現本部の作業チームに出席した。週明け以降は、新たに立候補を表明する動きも相次ぐ見通しで、林官房長官は台風10号の状況も見極めたうえで、来月3日にも記者会見を開くことにしている。来月4日にも表明する方向の茂木幹事長は、スタートアップ企業の経営者らと意見を交わした。6日に記者会見する小泉進次郎氏は「政治とカネの問題にいまだにけじめがつかないことを変えたい」と述べた。高市経済安全保障担当大臣は、9日に記者会見を開くことにしている。告示まで10日余りとなり、立候補を予定する議員は近い議員と打ち出す政策を練るなど、選挙戦に向けた準備を本格化させている。総裁選挙には、加藤元官房長官、上川外務大臣、齋藤経済産業大臣、野田聖子氏、青山繁晴氏も立候補に意欲を示し、推薦人の確保などに取り組んでいる。