今週木曜日に告示される自民党の総裁選挙できょう新たに日本初の女性総理大臣を目指す高市早苗経済安保大臣が出馬を表明した。高市は食料安全保障や外交、防衛力の強化などを掲げた。保守派を代表する1人の高市。前回の総裁選では関係が深い安倍元総理の支援を受けた。前回の総裁選では安倍派の多くが支持に回ったが今回、そのバックアップはない。更に、当時の陣営には今回は自ら出馬する小林鷹之議員の姿も。今回の総裁選で大きなテーマとなっている政治とカネについては政党交付金の使い道を特定の党幹部が決めている今のやり方をやめ、党の組織として公平公正に決める仕組みを作ると主張した。一方で安倍派などの、いわゆる裏金議員への対応については改めて処分することは否定した。先週の出馬会見で小泉進次郎が主張した解雇規制の見直しと選択的夫婦別姓の導入。高市は解雇規制の見直しについては反対。また選択的夫婦別姓についても婚姻前の氏を通称使用できるような法律をまずは成立させたいとして消極的な姿勢を示した。日本テレビの党員党友を対象にした独自調査で誰を支持するのか尋ねたところ石破元幹事長、小泉元環境大臣に続く3番目だった。すでに出馬を表明した小泉進次郎元環境相。あいさつ回りで訪れたのは父親同士が盟友だった加藤こども政策担当大臣。昨日、葛飾区柴又を訪れた石破は映画「男はつらいよ」の寅さんのコスプレ姿を披露。商店街を練り歩き笑顔で記念撮影に応じるなど存在感をアピールしていた。過去最多の候補が争うことになる総裁選の告示まで、あと3日。明日は加藤勝信元官房長官が出馬会見を予定している。