日本を舞台にして日本人が主演を務める作品がハリウッドの頂点に立つ、新しい時代の幕開け。ゴールデングローブ賞授賞式。テレビドラマ部門にノミネートされていた「SHOGUN 将軍」が作品賞を受賞。真田広之さんが日本人初の主演男優賞、アンナ・サワイさんが主演女優賞、浅野忠信さんが助演男優賞を獲得し、最多4部門での受賞となった。浅野さんが「本当に大きなプレゼントをいただいた」とスピーチ。米国の小説が原作の「SHOGUN」。全世界で配信され、台詞の7割が日本語。エミー賞では18部門を獲得、テレビ批評家協会賞4部門など60部門を受賞。ウォール・ストリート・ジャーナルは「現代の私たちが不安に感じるのは第2次世界大戦後の国際秩序の崩壊という新たな混沌の始まりである。米国のトップたちはいままでとは一変した世界での処世術を学ぶべく日本の戦国時代に着目しているのではないか」などと評価。真田さんは「視聴者は異分化を理解しながら作品を楽しんでくれた。『SHOGUN』は言葉の壁を破った」など語った。