アメリカによるイラン本土攻撃は世界に衝撃を与えた。これに同じく核開発に固執する北朝鮮の朝鮮中央通信は「主権国家の領土保全と安全利益を乱暴に蹂躙したアメリカの対イラン攻撃行為を強く糾弾する」と報じた。北朝鮮ではアメリカの攻撃があった21日から3日間にわたり、朝鮮労働党中央委員会拡大総会が開かれていたことが分かった。総会には金正恩総書記も出席。アメリカのトランプ政権と韓国の李在明政権に対し何らかのメッセージがあるのではとの見方もあったが、公表された内容には含まれていなかった。また、総会では党大会の招集が決定。党大会は最高意思決定機関と位置づけられ、前回は2021年に開かれた。その時は金正恩氏が総書記に選出され、ICBM(大陸間弾道ミサイル)の性能向上や核兵器の小型化などを掲げた「国防5カ年計画」を打ち出した。