福岡・北九州市、山に入る途中にある2棟の家。その一軒は祖父母宅で、もう一軒には娘夫婦と3人の孫が住んでいた。この日、夫は仕事に出かけ、祖母はバスで1時間の小倉へ。夕方、娘は孫を祖父に預けて仕事へ。夫は5時に帰ってくるはずで、用事があった祖父はもう帰ってくるだろうと孫3人を残して出かけてしまった。暗くなり子どもたちは電気をつけようとしたが届かない。そして、仏壇のろうそくに火をつけてしまった。そのまま遊びに夢中になり、火は家の中に燃え広がった。その頃、子どもたちだけで留守番していると知った祖母はタクシーで帰宅していた。そして、今泉さんという男性が運転する3人が乗った車が火事に気付いた。そこに祖母のタクシーも到着。燃える家の中からは子どもたちの泣き声が聞こえた。そこで、かつて自衛隊にいた経験のある今泉さんが、ある物を借りて家の中に行くことに。