福島第一原発の海洋放出を巡り、中国では海洋放出に対する懸念から塩の買い占めが発生するなどの混乱が発生。一方、福島では海洋放出後の競りでも高値が付けられるなど大きな影響は出ておらず、小池都知事が福島県産の海鮮に舌鼓を打つ姿もみられた。しかし、中国での輸出停止により水産業者の中には値崩れを懸念する声も。中国では既に日本産の水産物が輸入できない状態となっているほか、きょう新たに水産加工品の使用や販売も禁止する措置を発表。こうした中、東京電力は原発3キロ以内の海域で行ったサンプリング結果について放射性物質の濃度は検出できる限界より低いとする結果を明らかにしている。