きょうから中国・北京にアフリカの50か国余りの首脳らを招いて、中国アフリカ協力フォーラムが開かれる。奥谷龍太解説委員が「中国は3年に一度アフリカの首脳らを集めた会議を開いて対アフリカ支援を発表している。6年前に北京で開かれた会議では600億ドルの支援を発表し、鉄道や港などのインフラ建設を進めてきた。また3年前の会議では400億ドルの支援を発表し、インフラだけでなく農業や工業の振興のための支援も重視する姿勢を示している。アフリカを巡っては、日本やアメリカ、EUなども同様の会議を開いて支援を発表し、中国に対抗しようとしている。(中国のアフリカ支援強化の狙いは)まず石油やレアメタルなどの鉱物資源の確保。2つ目は市場の確保。3つ目は、米中の対立が長期化する中で、国際的な政治力を高めること。会議では明日、習主席が演説する予定になっていて、どのような支援を打ち出すのか世界各国が注目している」とスタジオで述べた。