北京から中継。中国で重要政策を決める全人代がきょう北京で始まり、李強首相は今年の経済成長率の目標を去年と同じ水準の5%前後にすると明らかにした。全人代は習近平国家主席が最高指導部のメンバーをはじめ、司法の代表らあわせて3000人近くが出席して、日本時間の午前10時から始まり、李強首相が政府活動報告を行った。IMFは今年の中国の成長率は4.6%に鈍化すると予測していて、これを上回る水準に目標を設定することで、景気をした支えする姿勢を強調する狙いがあるとみられている。そのうえで李強首相はアメリカとの対立を念頭に「外部環境はいっそう複雑で厳しさを増し、我が国の貿易などに大きな衝撃を与える可能性がある」などと話している。中国政府は今年の予算案で国防費を去年と比べて7.2%多い約36兆5000億円あまりとすると明らかにした。