- 出演者
- 中山果奈
オープニング映像。
連邦議会から中継。トランプ大統領は議会上下両院の合同会議で、二期目の就任では初めてとなる1年間の施政方針を示す演説を行った。トランプ大統領は政権が発足してから40日あまりで、バイデン政権から大きな方針転換を行い、多くの政策を実行して成果を上げてきたと強調した。演説中には共和党から拍手が上がる一方で、民主党の議員は抗議の声をあげ、ジョンソン下院議長が議会から退出させる場面もあった。関税については「相互関税」を導入する考えを強調する見通し。このあとは「世界の平和のためのプラン」を述べるとされ、ウクライナ侵攻について言及する見通し。
トランプ大統領はメキシコとカナダからの輸入品に25%の関税を課したが、これを受け、カナダのトルドー首相は同じく25%の報復関税を発動したと明らかにした。トルドー首相は報復関税に加え、WTOなどに紛争解決の申立を行うと明らかにした。これに対しトランプ大統領は報復関税を課すならただちに我々の報復関税も同じ額だけ引き上げるとSNSに投稿している。メキシコのシェインバウム大統領も対抗措置を9日に発表すると明らかにした。
新年度予算案はきょうから参議院での審議が始まった。立憲民主党が高額療養費制度の負担上限額の引き上げを凍結するよう重ねて求めたのに対し、石破総理大臣は制度を維持することと受診控えを防ぐことの両立を図るとして理解を求めた。石破首相はがん患者らとの面会を求められたのに対し、日程は調整させてもらうなどとした。一方、ガソリン税の暫定税率を早期に廃止するよう求められたのに対しては「安定的な財源は何であるか議論をしてなるべく早く結論を出さねばならない」などとした。
トランプ大統領が政策担当の国防次官に指名したコルビー氏は4日、人事の承認に必要な議会上院の軍事委員会の公聴会に出席した。この中で、軍事力の増強を続ける中国に警戒感をあらわにしたうえで、日本の防衛費について不満を示した。議員からの質問に対する書面での回答で、日本はGDPに占める防衛費の割合を少なくとも3%まで引き上げるべきと主張した。日本政府は2027年には防衛費と関連経費をあわせてGDPの2%に達するよう取り組む考えだが、コルビー氏はさらなる増額が必要だという考えを強調した。林官房長官は「金額などの割合ありきではなく、大事なのは防衛力の中身」などと話した。
北京から中継。中国で重要政策を決める全人代がきょう北京で始まり、李強首相は今年の経済成長率の目標を去年と同じ水準の5%前後にすると明らかにした。全人代は習近平国家主席が最高指導部のメンバーをはじめ、司法の代表らあわせて3000人近くが出席して、日本時間の午前10時から始まり、李強首相が政府活動報告を行った。IMFは今年の中国の成長率は4.6%に鈍化すると予測していて、これを上回る水準に目標を設定することで、景気をした支えする姿勢を強調する狙いがあるとみられている。そのうえで李強首相はアメリカとの対立を念頭に「外部環境はいっそう複雑で厳しさを増し、我が国の貿易などに大きな衝撃を与える可能性がある」などと話している。中国政府は今年の予算案で国防費を去年と比べて7.2%多い約36兆5000億円あまりとすると明らかにした。
ドジャースのオープン戦で佐々木朗希投手が初めての実践に登板。3人の日本人選手が同じ試合に出場した。ドジャースの先発はオープン戦3試合目の山本。この日は2失点でマウンドを降りた。バッターとして出場の大谷は3試合連続ヒットと好調。佐々木は3回を無失点で抑え、マウンドを降りた。