望月さんは「トランプ次期大統領は、NATOの本部に駐在するアメリカの大使にマシュー・ウィテカー氏を起用すると発表しました。ウィテカー氏は前のトランプ政権で司法長官代行を務めた人物で、トランプ氏が求めるとみられる加盟国の防衛費の負担増額について、ウィテカー氏が交渉の役割を担うことになります。ただ、アメリカのメディアは『ウィテカー氏は外交や安全保障分野での経験は乏しい』と伝えています。イギリスのガーディアンやフランスのルモンドは早速、アメリカメディアの『普通ではない選択だ』という表現を引用して報道しています。トランプ氏は、ウィテカー氏の起用を発表した声明の中で「 彼は、NATOの同盟国との関係を強化し平和と安定への脅威に立ち向かう』とする一方、『彼は、米国第一主義を貫く』と強調しています。トランプ次期政権のNATOへの態度が具体的にどのようなものになるのかヨーロッパの加盟国は注視しています」などと話した。
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