ロシアとウクライナの間の戦闘終結に向けた交渉について、アメリカ・トランプ大統領は14日、ドイツでアメリカとロシアの高官協議が行われると明らかにした。14日から安全保障会議が開催されるドイツ・ミュンヘンでは、ウクライナ・ゼレンスキー大統領とアメリカ・バンス副大統領が会談する見通し。ロシアとウクライナの戦闘終結に向けては、トランプ大統領とプーチン大統領が電話会談で交渉を開始することで合意したと発表。ロシア・ペスコフ大統領報道官は「電話会談で戦闘終結に向けた両首脳の政治的意思が示された」とロシア側の交渉団の準備が始まったと明らかにした。米ロ主導の交渉について、ゼレンスキー大統領は「ウクライナ抜きの合意は受け入れられない」「プーチン大統領の計画通りにさせないことが重要」と訴えた。イギリスなど6か国とヨーロッパ委員会は共同声明で「ウクライナと欧州はいかなる交渉にも参加しなければならない」と発表。NATO・ルッテ事務総長も「ウクライナを最良の立場に置く必要がある」などと発言。
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