今週28日も行われることになった、トランプ大統領とゼレンスキー大統領の会談。焦点はウクライナの安全の保証にアメリカがどこまで関与するかだが、トランプ大統領は「NATOは忘れろ」と強調した。トランプ大統領は記者から「ロシアからどのような譲歩を引き出したいか」と聞かれたが「答えない」とした上でウクライナの譲歩について答えた。トランプ大統領はこれまでもウクライナのNATO加盟問題がロシアの侵攻を招いたと主張してきたが、これに対しゼレンスキー大統領は、NATO加盟が実現するなら辞任する用意があると発言するなど、NATO加盟こそが究極的なウクライナの「安全の保証」という考えを示した。しかし、トランプ大統領が改めて否定した。トランプ大統領の姿勢を歓迎しているのがロシアで、ウクライナのNATO加盟が迫っていたのでしかたなくウクライナへの侵攻に踏み切ったと主張し、「根本原因」の1つとの主張を繰り返している。
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