13日、ドイツのメルツ首相は、ウクライナのゼレンスキー大統領を招き、欧州各国やNATO首脳ら、アメリカのトランプ大統領とオンライン会合を開催した。15日の米露首脳会談を前に緊急開催されたもので、停戦交渉でウクライナが不利にならないよう、ヨーロッパ側の考えが共有された。欧州首脳らは、ウクライナの領土について、「ゼレンスキー氏抜きで議論できない」などと訴え、トランプ氏も支持したという。ゼレンスキー氏は、米露会談の議題の中心が即時停戦になることを期待していると述べる一方で、「プーチン氏の停戦意向はハッタリである」とトランプ氏に警告し、ウクライナを入れた3か国会談を行うべきと主張した。また、イギリスのスターマー首相は、各国でウクライナを守る有志連合について、停戦が成立すれば計画を実行する用意があると話した。
URL: http://www.nato.int/