取材した小野木カメラマンに話を聞く。実際に三陸沖の海に潜ってみて、どうだったか。この時期の東北の海は冷たく、生きものがあまりいない静かな海のはずなのだが、魚の群れが見られたり、カラフルな魚もいてこれまでのイメージとは違うものだった。そのように海の環境が変わっていく中で漁業関係者も対応を迫られているよう。魚の種類が変わる現象は各地で見られているが、狙う獲物を変えるためには新たな設備投資などが必要でなかなか踏み切れないというのが現状。今後の課題について専門家に聞いた。北海道大学・見延教授はさらに今後はAIなどを活用しながら予測の精度を高めていくこと、その上で漁業関係者とそうした研究成果を共有し今後の対策に生かしてもらうことが必要だということだった。