北海道北部・利尻島に移住したという家族を紹介。利尻ブルーという澄んだ海に加え、ウニや鮑と共に名産の利尻昆布で知られている。夏も平均気温は約20℃であり、夏は観光のベストシーズンとなっている。江刺家美次さんは47歳で札幌から早期退職し妻・祐子さんとともに利尻へ引っ越し、ラーメン作りに励んでいる。「焼き醤油らーめん」は名物であり、フライパンで焼いた醤油の香ばしさが特徴となっている。トッピングのチャーシューは一晩漬けてから5時間じっくりと焼き上げた一品。出汁に使うのも利尻昆布となっていて、3年寝かせることで深みのある味わいに仕上がりになるのだという。計600gの利尻昆布を惜しみなく使い、10時間以上かけて丁寧に出汁をとったスープも魅力となっていて、「ミシュランガイド北海道 2012 特別版」のビブグルマンに認定されたことがある。日本各地からファンが駆けつけるほどとなっているが、この日は北海道日本ハムファイターズの杉谷拳士さんも駆けつける様子が見られた。取材の日は250人ほど駆けつけたが、燃焼も約2億5000万円に上るという。過去は北海道庁の職員だった江刺家さんは技術職で道路建設に携わり当時の年収は800万円ほどだったが、北海道各地を転勤し続ける生活の中転勤先の1つとして利尻島に向かった事があり沓形岬からの眺めに感銘を受けたという。祐子さんとも利尻島で出会ったのだといい、25歳の時に結婚して息子・堂真さんも生まれた。しかし、その後も山あり谷ありの日々は続いたという。