斎藤歩さんは、北海道大学で演劇研究会に入って以来、舞台やテレビ、映画の世界で活躍してきた。これまで250もの舞台を踏み、70作品以上の映画に出演。札幌市や文化庁などから様々な表彰を受けた。北海道演劇財団の理事長として、後進への育成にも取り組んでいる矢先、がんの転移が見つかった。薫さんが企画した朗読劇が近づいていた。薫さんは「いつも厳しい。ちゃんと指摘をしてもらえる演出家が札幌では他にいない」などと話した。家庭での歩さんについて、「短気。すごい色んなところをきちんとするが、私は雑にするのでイラッとして」などと話した。ガンとどう向き合っていくか、夫婦はすれ違っていく。