秋はクマにとって冬眠前の栄養を蓄える期間のため人を襲うなどの被害が相次ぐ季節。今年はヒグマの主食ドングリがよく実り10年ぶりの並作となった。そのため、去年までは餌不足でクマの行動範囲が人の生活圏にまで及んでいたが、今年は山に餌があるためクマの目撃件数が減っている。そんな中、北海道でヒグマを駆除する猟友会を巡り大きな動き。北海道猟友会が自治体からの駆除要請を拒否することを検討しているという。背景に2018年8月、北海道・砂川市が要請したヒグマ駆除でハンターの池上治男さんが発砲した弾が建物に当たる可能性があったとして、猟銃所持の許可を取り消された。先月、行われた処分の取り消しを求めた控訴審でも札幌高裁は跳弾により弾道が変化するなどし建物5軒に到達する恐れがあったなどとし池上さんの訴えを退けた。北海道猟友会はヒグマ駆除の拒否について今月末にも幹部会合を行い理事会を経て、道内71の支部に通知する予定。クマの目撃件数は去年に比べ減ったもののクマが駆除できない場合、被害に遭うのはその地域に住む住民。クマ被害をどう防ぐのか。今後の動きに注目。
住所: 北海道札幌市北区北6-6 第二山崎ビル3F
URL: http://www.hokkaido-hunter.org/
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