大泉家のルーツに迫った。戊辰戦争で仙台藩が敗れ、大泉家を含む家臣たちは食も住む場所も失った。大泉家は他の家臣たちとともにこの地を離れ、北海道への移住を決意。咸臨丸という船で北海道に向かうも、北海道・木古内町の沖合で座礁。咸臨丸は沈没した。大泉洋の高祖父・安定たちの命は助かった。その後、別の船で小樽までたどり着き、石狩の仮小屋を目指した。これまで経験したことのない北海道の寒さに人々は苦しめられた。移住場所は現在の札幌市東部で林が広がる一帯に決まった。この時、仮小屋に身を寄せたのは600人。その後、安定たちの働きぶりが認められ、その土地は故郷の名を取って「白石村」と名付けられた。北海道立文書館には、その後の安定の足跡が記された文書が保管されていた。安定は警察署の巡査を務め、白石村で村会議員を2期務めていたことなどが分かった。
住所: 北海道札幌市中央区北3条西6