衆議院議員選挙で自公が過半数割れとなったことで今後は石破政権の維持が最大の焦点となる。石破総理大臣は、野党との連携を模索する方針だが、新たな政権の枠組みは見通せず政権運営が不安定化するのは避けられない状況。石破総理は今後、政権の維持に向け政策が一致する野党に協力を呼びかける考え。ただ協力が想定される日本維新の会・馬場代表と国民民主党・玉木代表はともに自公政権に入ることは否定していて先行きは見通せていない。一方、今回の選挙で躍進した立憲民主党・野田代表は今朝、支援を受ける連合・芳野会長と会談し今後、野党間での連携を進める考えを伝えた。野田代表は来月に見込まれる特別国会での総理大臣指名選挙に向けて協力を呼びかける方針で今後与野党の攻防が激化する見通し。石破総理としては早期に政権の立て直しを図りたい考えだが、今回の選挙で現職閣僚2人が落選したほか、公明党も石井代表が落選するなどダメージは大きく政権維持に向けて正念場を迎えているといえる。