非正規雇用で働く人たちが一緒になって賃上げを訴える、非正規春闘の取り組み。28の労働組合およそ4万人が、それぞれの勤務先に一律10%以上の賃上げを求める方針。非正規雇用で働く人の賃金は正規雇用で働く人と大きな差がある。格差は縮小傾向だが、いまだに賃金は正規雇用の3分の2程度。こうした中で追い打ちをかけるのが物価高。専門家は「(非正規労働者は)組合をつくることで立場が企業に対して強くなる。賃上げを求めやすくなってきた。春闘では幅広い方の賃上げを行い消費の拡大を通じて日本経済に好影響を与える。そういう環境を作っていく必要性は大きい」とコメント。