立憲民主党はこのあと党大会を開いて夏の参院選や東京都議選に向けた2025年度の活動計画を決定する。立憲民主党は少数与党へ追い込んだ去年の衆院選に続いて、夏の参院選でも勝利し政権交代へ道筋をつけたい考え。党大会では政権交代を目指し総力を結集し参院選では与党の改選過半数割れを目指すなどといった方針を正式に決定する。立憲民主党は「学校給食の無償化」「高額療養費の自己負担の引き上げ凍結」などを目玉にした予算修正案をまとめた。財源も示すことでほかの野党との違いや政権担当能力をアピールする作戦。ただ、与党(自民党、公明党)は日本維新の会や国民民主党との協議を優先していて立憲は後回しにされている。立憲民主党・野田代表は「なめんなよ」と憤るものの埋没感は拭えず、ある幹部は「野党第1党なのに存在感がなさすぎる」と嘆いている。少数与党と対峙し数の上では有利なはずが野党を束ねることに苦戦し展望は開けていない。