今年も入社して1週間も経たずに退職する新入社員が続出している。入社直後に退職する人は年々増えているという。退職代行サービスを行う会社「退職代行モームリ」では4月1日から昨日まで新卒の退職代行の依頼は延べ47人。去年の同じ時期の1.5倍ほどになるという。退職代行モームリ・谷本慎二代表は「実態の乖離というのが一番多い理由」とコメント。厚生労働省が去年発表した大卒社会人の3年以内の離職率はおよそ35%と過去15年で最も高く、3人に1人は3年以内に退職しているという。自身の経験から新入社員の早期退職に早まるなと「待った」をかける人もいる。取材した男性は、去年新卒で入った会社を2ヶ月で退職し、再就職の厳しさを痛感している。精神的に追い込まれ職場を辞めた場合でも、「すぐ辞める人」というレッテルが貼られ、なかなか再就職できないという現実もある。男性は現在もアルバイトをしながら就職活動をしている。