催しには全国の高校生などおよそ100人が参加し、袴田巌さんの姉のひで子さんが講師として招かれた。ひで子さんは、巌さんの救済に長い年月がかかったことを受けて再審制度の不備を訴え続けたが、先月の法改正では求めていた証拠の全面開示などは見送られた。これについてひで子さんは、「今までは再審の法案に社会から見向きもされなかったので、目を向けてくれただけでもよしとしないと、しかたがないと思う。えん罪事件はなくなってほしいが、これからも続くと思う」と述べた。そのうえで、改正法が5年ごとに必要に応じて見直しが行われることについて、「巌のような事件が二度と起こらないよう、えん罪をなくすような法律をぜひ作っていただきたい。5年後まで私は頑張るつもりです」と訴えた。参加した高校生は「えん罪で人生が変わってしまう実感がわきました。誰もが被害者になりうる問題だと思います」と話した。また、別の高校生は「えん罪をなくすために、制度のあり方を考え直していく必要があると感じました」と話していた。
