国土交通省が全国の土地の値段を発表した。TSMCが工場を開所した熊本県では、半導体工場ができた菊陽町が商業地の上昇率で前年比30.8%上昇、関連企業が進出した大津町が前年比33.2%上昇し、それぞれ1位と2位になった。次世代半導体の国産化を目指すラピダスが工場を建設中の北海道千歳市では、商業地が30.3%、住宅地が23.4%上昇した。公示地価は住宅地、商業地、工業地合わせた全国平均が去年より2.3%上昇した。大型物流施設について、ネット通販拡大を追い風に高速道路にアクセスしやすい地域が値上がりし、千葉県市川市、柏市が工業地で上位に入った。18年連続日本一値段が高かったのは東京銀座の山野楽器銀座本店で、1平方メートルあたり5570万円である。