国の支援を受けて先端半導体の生産を進めるラピダス・小池淳義社長が会見を行い、計画通り今月から北海道の工場を稼働させるとしている。試作品の完成は7月頃の見込み。自動運転やAIに欠かせない2ナノの先端半導体について、再来年頃からの量産化を目指す方針で、千歳市にある工場では200台以上の装置の設置作業もすでに終了しているという。工程が300近いことから7月中旬~下旬頃に試作品が完成となる見込みという。政府も8000億円余の追加支援を発表していて、国は最大1兆7200億円余を支援する形となる。台湾のTSMCと韓国のサムスン電子も今年の量産化を予定するなど競争が激化していて、量産技術確立が焦点となる。