「人見知りするのは死にたくないから」について、千葉大学の清水栄司教授が解説。人見知りは見慣れない人と不安・緊張で会話できない状態のこと。人間は人見知りをしないと「死んでしまうかもしれない」と脳にインプットされている。人類は太古から集団で生活。外部から来た見知らぬ人は縄張りを奪いに来た敵かもしれない。そんな危険性を持った人間をやすやすと受け入れていたら命がいくつあっても足りない。赤ちゃんが知らない人に対して泣くのは本能的な人見知り。しかし、大人になると、知らない情報をもたらしてくれるなど見知らぬ人に対してもメリットを感じるようになり、人見知りは自然となくなっていく。大人になっても人見知りがある人は、些細なことを敏感に感じ取ることができる繊細さを持っている人だから。さらに、自分自身に注意が向いてしまい、自分に問題があるのではないかと考えやすいクセを持っているという。人見知りを解決する方法は、自分に注意を向けすぎないことと人見知りをネガティブに捉えないこと。