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- マツコ・デラックス
いま明治や大正時代から残る歴史的建造物が宿泊施設へ続々変更。書籍などでも特集されレトロな空間に浸りたい人に大人気。泊まれる文化材の世界を紹介。さらに後半は全国各地で様々な音色がある防災無線チャイムの世界を紹介。今夜はノスタルジックな世界に浸れる1時間SP。
古い宿800軒以上をまとめたウェブサイトを運営する大学の同級生で、現在は社会人の吉宮さんと門上さん。前回の放送では古民家を改修して当時のままの風情を感じながら現代風にアレンジされた空間で過ごせる宿や、元遊郭だった建物をいかした旅館など、他にはない貴重な体験ができる宿泊施設を紹介した。前回放送後「文化財に泊まる」の認知が増え古い建物を使った宿泊施設が増加中。
実際来年には人気ホテルグループによる新規オープンが控えている。まずは日本を代表するホテル「帝国ホテル」が手掛けているのが京都・祇園にある登録有形文化財「弥栄会館」。もともとは舞妓や芸姑が自ら出資して建てた建物で、演劇などの興行で地元の人々を楽しませてきた。来年3月「帝国ホテル 京都」としてオープン予定。高さ31.5mを保ちながらホテルに改修する工事を2022年に着工し、新築の2倍ほどの手間と時間をかけいる。
「星野リゾート」が手掛けると話題になっているのが奈良県にある重要文化財「旧奈良監獄」。明治期の建物を活用したラグジュアリーホテルに来年生まれ変わる。「星のや奈良監獄」は「奈良監獄ミュージアム」も併用予定で建築や刑務所の生活も学べる。
マツコは「インバウンドも増えてお金をかけても元が取れる時代になった。贅沢なこと。壊して新しいのを作ったほうがはるかに安い。日本人には関係のない話かもね!」などと話した。
今夜はマツコの知らない泊まれる文化財を紹介する。さらに穴場のレトロ温泉街の宿まで。癒やしの旅へご案内。
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宿泊施設に変貌した名建築を紹介。「任天堂」は京都でかるたや花札を製造する会社として創業された。昭和5年に建てられた社屋と創業者の住居を活用したのが「丸福樓」。任天堂の歴史に触れられるライブラリーもある。部屋は1泊60,000円~。越前市にある「和宿 多葉喜」は明治25年に建てられた元料亭。元料亭らしく部屋からは美しい庭園を眺めることができる。一棟貸し6名まで72,000円~。さらに広島・呉市の御手洗地区にあるのが大正2年に建てられた診療所を改装した「ゲストハウス醫」。建築当初の床板や柱を活かし改装。一室8,000円~。1937年百貨店として完成し、現在は国の重要文化財の建物に泊まれる「シタディーンなんば大阪」。1954年建築の名古屋テレビ塔。その中で宿泊可能。文化財ならではの体験ができる。そんな文化財の宿の中でも2人が勧めるレアな建物をリノベしたのが、兵庫県豊岡市にある「TOYOOKA1925」。1934年建築のルネッサンス様式の銀行建築で、2014年にホテルとしてオープン。使用していた金庫も当時のままある。1泊朝食付きフリードリンクサービス付きで1人13,610円~。
2人が最も注目している街が広島県尾道市。尾道水道をのぞみ、坂の街として知られる。観光客は年間667万人。しかし宿泊客はそのうち1割未満。そのため、旅に使うお金に大きな差がある。そんな尾道では歴史的に古い建物や空き家をリノベーションして宿にかえ、宿泊客が増えつつある。
昭和初期に建てられた邸宅をリノベーションした一棟貸しの宿「せとうち湊のやど 島居邸洋館」。レトロでモダンな空間も残しつつゆったりくつろげると人気。たまたま打ち合わせに来ていた平谷祐宏尾道市長と挨拶。戦火を免れた尾道は大正時代や昭和初期の建物がたくさん残っており、それをリノベーションして、街の活性化につなげているという。元診療所だった建物は当時の雰囲気をそのままに古書店として活用。尾道駅から徒歩3分の場所にある文化財の宿へ。昭和8年に建てられた別荘建築の登録有形文化財をリノベーションして一棟貸しの宿にした「尾道ガウディハウス」。坂の途中にある10坪に石垣をつんで建てられている。昭和初期の台所のまま残されており、居間と第どおどちらからでも食器棚を利用できる。2階の寝室は8畳。窓からは尾道の町並みを一望できる。
激狭な2階建てを紹介。廊下は幅40センチ。一風変わった間取りも見どころ。一棟貸し2泊3日で5万円。
1920年建造の竹村家本館は尾道の海岸通り沿いにある。創業当時は洋食屋だった。大正期に建てた建物全部が登録有形文化財。注目すべき見どころは廊下の装飾。
竹村家本館に見どころは海が見える部屋。急な階段の上は大広間。海が一望できる。ここまで海に近い宿はない。渡り廊下からの風景は小津安二郎監督の「東京物語」のワンシーンに使用された。絶景の宿の1泊は26400円から。夕食も豪華。会席料理に舌鼓。
島根県大田市のレトロ温泉「ゆのつ温泉」を紹介。夜はノスタルジックは雰囲気。オススメの宿は「寛ぎの宿 輝雲荘」。はなれは扇天井でこだわりがあり、温泉津温泉唯一の露天風呂がある。1泊は17600円。
奈良県吉野郡の洞川温泉は日が暮れると…。500個の提灯が点灯して幻想的。縁側が特徴的。おすすめは「宿 花屋徳兵衛」。創業500年の老舗。2階から町並みが一望。雪景色も楽しめる宿で1泊17290円から。
防災無線チャイムは夕方に街中で流れる「夕焼け小焼け」などの音楽のこと。災害時などに勧告・告知するためのスピーカー機器の点検と地域への情報伝達が目的。千葉・館山市ではX JAPANの「Forever Love」。岩手・久慈市では朝7時「あまちゃん(オープニングテーマ)」など全国各地で様々な防災無線チャイムが存在。魅力を教えてくれるのが日本全国500か所以上のチャイム音を集めた地蔵さん(21歳)。ノスタルジーからご当地ものまで全国の面白チャイムが続々!防災無線チャイム最大の魅力はその土地の風景に溶け込んで最高のノスタルジーを感じられる!
「それって実際どうなの会SP」「ニノなのに」「水曜日のダウンタウン」「ザ・ロイヤルファミリー」の番組宣伝。
地蔵さんが情緒あふれるチャイムにどハマリしたきっかけは中学時代に春日部市に防災チャイム用のあえかさんの「心の歌」が流れアーティストにハマった。せっかく市の曲があるならとチャイムに推薦。市長に手紙を出したところ採用された。
その土地ならではのご当地に紐づいた防災無線チャイムが面白い!奈良・奈良市「いかのおすし一人前」。防犯標語である「いかのおすし一人前」。知らない人について「いか」ない、知らない人の車に「の」らない、怖い時は「助けて!」と「お」おきな声を出す、その場から「す」ぐ逃げる、近くの大人に「し」らせる、「一人」で遊ばない、出かける「前」にお家の人に誰とどこに行くのかを言う。毎月第一月曜日17時に鳴る。奈良県警考案の防犯標語。千葉・館山市は「Forever Love」、東京・八王子市は松任谷由実「守ってあげたい」。八王子市では14時に流れる。小学校低学年が下校する時間帯で地域全体で子どもたちを見守る防犯意識が目的。マツコの地元チャイムは朝7時に「カッコウの鳴き声」。岩手・久慈市で朝7時に流れるのは「あまちゃん(オープニングテーマ)」。2013年から流されるようになった。山梨・富士吉田市では毎年7月10日前後の18時に流れるのはフジファブリック・志村正彦さんの誕生日にちなみ「若者のすべて」が流れる。今でも多くのファンが聞きに訪れる。福島・須賀川市では円谷英二さんの出身地ということで7時にウルトラセブン、17時30分に帰ってきたウルトラマンが流れる。
