- 出演者
- 塚原愛 岡村隆史 ディーン・フジオカ みりちゃむ
チコちゃんは「人見知りするのはなぜ?」と出題。ディーン・フジオカは「自分が誤解されてしまうと不安な気持ちになり暴走してしまうから」と答えてチコちゃんに叱られた。正解は「死にたくないから」。
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- 北区(東京)
「人見知りするのは死にたくないから」について、千葉大学の清水栄司教授が解説。人見知りは見慣れない人と不安・緊張で会話できない状態のこと。人間は人見知りをしないと「死んでしまうかもしれない」と脳にインプットされている。人類は太古から集団で生活。外部から来た見知らぬ人は縄張りを奪いに来た敵かもしれない。そんな危険性を持った人間をやすやすと受け入れていたら命がいくつあっても足りない。赤ちゃんが知らない人に対して泣くのは本能的な人見知り。しかし、大人になると、知らない情報をもたらしてくれるなど見知らぬ人に対してもメリットを感じるようになり、人見知りは自然となくなっていく。大人になっても人見知りがある人は、些細なことを敏感に感じ取ることができる繊細さを持っている人だから。さらに、自分自身に注意が向いてしまい、自分に問題があるのではないかと考えやすいクセを持っているという。人見知りを解決する方法は、自分に注意を向けすぎないことと人見知りをネガティブに捉えないこと。
オープニング映像。
チコちゃんは「なぜ下着もズボンもパンツという?」と出題。みりちゃむは「パツッとしてるから」と答えてチコちゃんに叱られた。正解は「イギリスのパンツとアメリカのパンツだから」。
「下着もズボンもパンツというのはイギリスのパンツとアメリカのパンツだから」について、服飾史研究家の辻元よしふみさんが解説。下着のパンツはイギリスから、ズボンのパンツはアメリカから入ってきた言葉。17世紀頃、フランスでは主に貴族はキュロットと呼ばれる半ズボンを、労働者である市民はパンタロンと呼ばれる長ズボンをはいていた。しかし、18世紀末のフランス革命で階級社会が崩壊したのをきっかけに、それまで市民がはいていたパンタロンの方が主流に。そして、フランスではズボン全般をパンタロンと呼ぶようになった。これがイギリスに伝わった。イギリスではキツめのパンタロンとゆるめのパンタロンが存在し、同じ名前だとややこしいということでゆるめの方をトラウザーズと呼ぶように。その後、パンタロンはピチピチすぎて窮屈だということでトラウザーズの方が主流になり、ズボン全般をトラウザーズと呼ぶようになった。パンタロンは下着をはかないが、トラウザーズは下着をはく。こうして、トラウザーズの下にはくようになった下着のことを「パンタロンのように肌の上に直接はく」という意味からパンタロンを略した「パンツ」と呼ぶようになった。一方、アメリカでは18世紀末にイギリスからパンツ(下着)とトラウザーズ(ズボン)が伝わる。ところが、トラウザーズという言葉が長い・堅苦しい・ダサいということでアメリカ人に馴染まず。ズボン全般をパンツ、下着全般をアンダーパンツと呼ぶようになった。日本で使われているズボンという言葉は明治時代に生まれた言葉。幕末にフランス軍が下着を意味する「ジュポン」を持ち込み、それが変化したのが「ズボン」。今、下着もズボンも「パンツ」と呼ぶのは、1980年代のアメリカファッション流行がきっかけ。ファッションと一緒に、ズボンを意味する「パンツ」が伝わった。
チコちゃんは「『仕出し』と『出前』なにが違う?」と出題。岡村隆史は答えを当ててチコちゃんに「つまんねーヤツだな~」と言われた。正解は「予約をするかしないか」。
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「『仕出し』と『出前』の違いは予約をするかしないか」について、江戸川大学の斗鬼正一名誉教授が解説。この2つの言葉が誕生したのは江戸時代中期。仕出しは料亭・料理茶屋などが提供する武家・商人向けの会席料理などのようなもの。それらは大人数分だったため、事前に予約が必要。ということで、仕出しは予約をするものとなる。一方、出前は蕎麦・寿司など比較的安いもの。1人前から予約なしですぐに作ってもらえるため、出前は予約をしないものとなる。さらに、営業時間外に配達してくれるのが仕出しで、営業時間内に配達されるのが出前。
ディーン・フジオカが「正直不動産ミネルヴァSPECIAL」の告知をした。
視聴者からのおたよりを紹介した。
次回予告が流れた。
チコちゃんとあっち向いてホイ!