戦後80年の今年、パラオ・ペリリュー島などから91人の戦没者の遺骨が国に引き渡された。式が行われた千鳥ヶ淵戦没者墓苑には約37万人余の遺骨が眠っている。この墓苑の清掃や来園者の案内などを行う非営利団体のスタッフの村山かおりさんは週3回ここに通っていて、身元不明の戦没者に20年近く寄り添ってきたそう。きっかけは大学時代に戦没者の遺骨収集に参加したことで、遺骨を見つけ遺族から感謝されたときに自分が役に立つと思ったという。しかし収容した遺骨の多くは身元不明で遺族のもとには戻らず、見つかった戦没者を大切にし続けることが遺族のためになるのではないかと村山さんはこの墓苑で活動を続けることにしたそう。墓苑には遺骨が見つかっていない遺族など様々な人が慰霊に訪れるが、村山さんは来苑者とのつながりを大切にしてきたそうで、気持ちの共有ができる唯一の場だと思うなどと話した。また戦争体験者が少なくなる中で身元不明の戦没者に思いを馳せることが重要だと考えているそうで、見えないものを思うことで思いやりの心が培われ戦争がなくなるのではないかと思うなどと話した。
住所: 東京都千代田区3-2
