1895年に開通し日本で初めて実用化された電気鉄道の京都市電、車両側面の窓が多いため金魚鉢の愛称で親しまれた他、1本の路線として日本で最長の路面電車だった阪神電鉄の国道線など、和歌の浦への観光客で賑わった和歌山軌道線など、かつて走行していた鉄道をNHKで放送した番組の映像から紹介した。京都は琵琶湖疏水による水力発電を行った町でもあり、その電力が路線網の充実に貢献した。一方、水路の流れが止まると京都市電も運休になった。石炭火力による発電が始まると、安定した運行が可能となった。市電は1978年に役割を終えた後、払い下げられた電車は広島の町を走行している。また、1966年に開催された博覧会会場へのアクセス路線としてうまれたのが姫路市交通局モノレール線。博覧会終了後は利用率が低迷し、79年に廃止となった。