NHKのアーカイブス映像で”あの日の記録”を振り返る。昭和26年7月16日、発達した低気圧の影響でこの日から大雨が続き、和歌山県内で1,000人以上の死者・行方不明者を出した「南紀豪雨」。紀伊半島西部では日間に渡る豪雨で有田川・日高川の堤防が決壊し川沿いの地域が濁流に飲まれた。山間部では大規模な山崩れが相次ぎ、旧花園村では崩れ落ちた土砂が川をせき止め高さ100メートル・長さ6キロのダム湖ができた。和歌山県だけであ家屋の全半壊が9,000棟を超え、明治22年に紀伊半島南部を襲った「紀南大水害」以来の大災害となった。