外国人観光客が増えている現場でも人手不足の問題が深刻。外国人観光客はこれまで東京、富士山、京都などを結ぶゴールデンルートと呼ばれる代表的な観光地を多く訪れるという傾向があった。しかしその傾向が今、変化しているというデータがあった。去年と比較して訪日外国人の増加率が高かった上位10の自治体を見てみると、神奈川県南足柄市は32倍、そして福井県の勝山市は24倍などと訪日外国人にあまり知られていなかった地域が目立っている。分析した会社は日本の風景や建物がSNSで拡散され、訪日外国人が急激に増える地域が多いと指摘している。そしておよそ2.5倍の伸びとなっているのが京都府北部の伊根町。観光客の受け入れと住民の生活をどう両立させるか、模索が始まっている。