きのうで健康保険証が期限切れになった。きょうからマイナ保険証となる。知っておくべきこととは。練馬区役所のマイナンバーカードセンターは人でいっぱいだった。マイナンバーカードと健康保険証を紐づけする人が多くいた。2時間以上の待ち時間。愛媛県松山市のマイナンバーカードセンターでも沢山の手続きに訪れる人。きょうからこれまでの負担額で受診するには、マイナ保険証が必要になる。もしくは資格確認書が必要だ。政府は特例措置として来年3月末まで、従来の健康保険証、または資格情報のお知らせでいままでの金額で医療機関を受診できるとしている。切り替えに腰が重い人も少なくない。マイナ保険証は、2021年から運用していて利用率は37.14パーセントだ。木原官房長官は、メリットを周知していくという。マイナ保険証にはどんなメリットがあるのか。医療機関では初診だと従来の保険証の個人情報を手作業で入力。マイナ保険証ならカードリーダーで読み込むことで済む。顔認証か暗証番号入力で本人確認。過去の医療情報を確認できる。マイナポータルという専用アプリ内では、処方された薬や医療費も確認できる。マイナンバーの制度設計に携わった水町雅子弁護士は、デジタル化の加速をするためだという。健康保険法改正案が2019年に閣議決定された。デジタル処方箋もすすんでいる。人件費の削減や診療時間の短縮など、よりスムーズな医療を実現する狙いがあるという。全国保険医団体連合会の理事は、カードリーダーなどの問題点として読み取れないトラブルがある。その場合、医療費は10割負担になる。確認がとれたら差額分は返金となる。医療機関へのカードリーダー設置は原則として義務。だがセキュリティ維持に関し政府からの補助金はない。医療機関の全額負担となる。一部の医療機関ではマイナ保険証の導入ができていないところもある。注意点、スムーズな受診のポイントは。
