専門家による検討会がまとめた睡眠ガイド。推奨する睡眠時間は成人は6時間以上。小学生は9~12時間。中学生・高校生は8~10時間としている。高齢者については寝床にいる時間 8時間以上にならないことを目安に必要な睡眠時間を確保してほしいとしている。さらに成人と高齢者にとって重要とされたのが睡眠休養感(目覚めたときに体が休まったと感じられること)。40歳から64歳の世代について睡眠時間が5時間半未満で睡眠休養感が低いほど死亡リスクが高まったというアメリカでの調査結果も紹介。そして、就寝間際の夕食や朝食を抜くなど習慣改善することで睡眠休養感を高められるとしている。よい睡眠をとるためのポイントはどこにあるのか睡眠アドバイスのスペシャリストの森さんは「何時に寝たほうがいいというのはないが。寝始めの3時間の睡眠の質をいかに高めるかがとても大切なポイント」などコメント。ほかにも森さんは「朝日光を浴びること。夕食・飲酒は睡眠の2~3時間前までに済ませること。入浴は就寝の1時間前までに終わらせる。自分なりの入眠儀式をもつこと、例えばパジャマに着替えるなど。そして昼寝を推奨(完全に体を横にしないこと)」などとしている。