厚生労働省の研究班によるとおととし時点で65歳以上の高齢者のうち認知症の人は443万人と推計された。2060年にはこの人数が645万人に増える見通しで65歳以上の5.6人に1人が認知症になると推計されている。10年前の調査に基づき行った2060年時点の前回の推計では850万人とされていたので200万人以上減少している。理由としては喫煙率が低下していることや生活習慣病への意識が高まっていることなどが考えられる。一方、認知症リスク低下に関しては犬を飼育している高齢者は非飼育者に比べ認知症リスクが40%低いことが東京都健康長寿医療センターの調べで分かった。