ソフトバンクとグループ会社の合わせて10社はきのうから給与の一部を電子マネーで受け取れる「デジタル払い」による賃金の支給を国内で初めて開始した。デジタル給与払いは去年4月に解禁され厚生労働省が先月、ソフトバンク系のスマホ決済アプリ「PayPay」の運営会社を第1号取り扱い業者として指定していた。きのうはソフトバンクとグループ会社でデジタル給与払いで受け取りを希望した従業員のみが対象だったが、PayPayにはすでに多くの企業などから問い合わせなどが寄せられていて、今後は一般企業でもデジタル払いができる環境を整え「経済圏」の拡大を加速させる。またPayPayによると社員からの要望により導入を決めた「ニチガス」と日払いや週払いが多く需要が見込まれる「サカイ引越センター」は年内にも開始できる見通しだという。