長時間労働による過労や職場の事故で死亡し労働災害と認定された人たちを追悼する慰霊式が八王子市で行われた。八王子市内にある慰霊施設にはこれまでに労働災害で亡くなった27万人余りの人たちがまつられていて毎年この時期に慰霊式を開いている。全国から遺族や厚生労働省、経済団体の関係者などおよそ600人が参列した。この中で昨年度1年間で労災と認定された2494人が新たにまつられた。また厚生労働省の幹部があいさつし、労災事故の根絶を目指す決意を示した。そして慰霊の願いが込められた風船が空に飛ばされると参列者一人一人が祭壇に花を手向け亡くなった人たちを追悼していた。