10月から従業員数51人以上の企業で働くパート・アルバイトが新たに社会保険の適用になる。対象者は約20万人。社会保険に加入すれば老後の備えなどが厚くなる一方、手取りが減るなど“年収の壁”を懸念する声がある。社会保険加入のメリットは公的年金保険が充実すること。働き方を変えることでどのくらい年金が増えるかは厚生労働省のシミュレーターでわかる。健康保険でも受け取れるようになる手当金がある。社会保険の適用拡大を進め、どんな働き方でもセーフティーネットが確保される事が大切になる。目指すべきは賃上げと生産性向上の好循環がおきて壁を超える収入が得られるようになること。