厚生労働省の調査によりますと、フルタイムで働く労働者の2024年の平均月給は33万400円で、1976年の調査開始以降で過去最高となった。前の年から3.8%増えていて、上昇幅も33年ぶりの高い水準。男女別は男性が36万3100円、女性は27万5300円で依然として差はあるが、賃金格差は調査開始以降で最も縮小した。産業別では「電気・ガス・熱供給・水道業」が43万7500円で最も高く、次いで「金融業・保険業」が41万600円、最も低かったのは「宿泊業・飲食サービス業」で26万9500円。平均月給が過去最高になった要因について厚労省は、「春闘など賃上げの影響が考えられる」としている。