夏こそ脳梗塞と心筋梗塞に注意。脳梗塞は脳卒中の1つ、脳の血管が詰まり半身マヒや意識障害などを引き起こす。心筋梗塞は心臓の血管が詰まり、激しい胸の痛みや呼吸困難などを引き起こす。脳梗塞は去年の死因4位、心筋梗塞は去年の死因2位。脳卒中の症例数を見ると冬場に多いことが分かるが、脳梗塞は夏場に多い。日本医科大学付属病院・中江医師によると、連日35℃を超える年は熱中症の搬送件数の増加とともに脳梗塞や心筋梗塞で運ばれる人が目立つ。夏は温度変化と脱水に注意。暑い外と気温が低い室内は、冬にお風呂場で起こるヒートショックと似た現象。ドロドロの血液が血の塊・血栓になりやすい。注意が必要なタイミングは寝起きや運動後の飲酒。寝る前にコップ1杯の水分補給が大切、アルコールは脱水症状を招きやすくなる。血液サラサラにするには、こまめな水分補給が大切。スイカは血圧調整に役立つカリウムが多い。納豆・海藻・オクラは血管の健康維持に必要な食物繊維が豊富。たくさん汗をかいたときは水や麦茶がおすすめ。
