きのう厚労省では労働時間や休日のあり方など働き方の課題について検討する分科会が開かれ、高市総理が労働時間規制の緩和の検討を指示したことについて意見が分かれた。労働組合の「連合」は「多くの働く方から強い懸念や不安の声が寄せられている。働き方改革を逆行させるようなことは断じてあってはならない」と述べた一方で、経団連を代表した委員は総理の指示について「早期に検討をお願いしたい」と反論した。規制緩和の検討を巡っては、上野厚労大臣が先週「様々な声があることは承知している」と述べ、11月に公表を予定している働き方の実態などの調査結果を踏まえ議論を進めるとしている。
