初のタイトルマッチに挑んだ那須川天心を取材。キックボクシング42戦42勝28KOでボクシングに転向した那須川は「ずっとチャンピオンというのがあまり好きではない。だったら一から下から上がってっていう、そっちのほうが楽しいですよね」とコメント。ボクシング転向後も4戦4勝2KO。4戦目は3回TKO勝ち。最大の武器は「ディフェンスというかもらわない。簡単に言うと目が良い。よけられますし、あんまりガーンって(パンチを)もらったことがない」と話す。プロになってからダウンを奪われたことは一度もない。脅威のディフェンスはパンチを打つ前の予備動作で判断。今回の試合は世界王者を目指すうえでの重要な一戦。それでも挑戦を続ける那須川にとって世界王者への通過点に過ぎない。タイトルマッチでの目標について「「このベルト取りたい!」ってやるよりかは、後々ついてくるみたいな感じなので、ハッピーセット的なイメージ」と話した。WBOアジアパシフィックバンタム級王座決定戦・那須川天心3−0ジェルウィンアシロ。那須川が初のタイトル獲得。