きのう投開票された参議院選挙で自民・公明の与党は参議院の過半数を下回った。石破総理の責任論も浮上するなか、総理自身は続投する考えを明言。7つの議席をめぐり32人が立候補した東京選挙区では参政党・さやさんが当選、自民党はオリンピック競泳金メダリスト・鈴木大地が当選したが、共産党・吉良佳子や国民民主党・牛田まゆなどが当選、厚生労働大臣も努めた自民党の現職・武見敬三は落選した。千葉でも国民民主党新人に押し出され自民党は2議席を死守できなかった。連立を組む公明党にとっても厳しい選挙。これまで都市部7選挙区で各1議席を確保してきたが、神奈川・埼玉・愛知で議席を落とした。参院選選挙区で全勝を逃すのは2007年以来18年ぶり。参政党は選挙区でも存在感を示し、茨城・埼玉・神奈川・愛知・大阪・福岡で議席を獲得。参政党は予算を伴わない法案であれば単独で提出可能となった。全国32の1人区で自民党は福島で議席を守ったが、東北5県と四国では全敗。1人区全体では自民党は14勝18敗で3年前の28勝4敗から大きく負け越す結果となった。参政党への支持は若者だけでなく高齢者へも広がっていた。比例代表では立憲民主党・蓮舫やチームみらい・安野貴博が当選。自民党・公明党は議席を減らし、国民民主党・参政党は大きく増やした。自公との連立について立憲民主党・野田代表は「基本的にありえない」、国民民主党・玉木代表も「あり得ない」とコメントした。自民党内では石破おろしの声が広がり、麻生太郎最高顧問も周囲に「続投は認めない」と話している。
			
