自民党の新人議員に10万円分の商品券を配布した問題できのうも弁明と陳謝を繰り返した石破首相。攻勢を強める野党から「政治倫理審査会での弁明を含め説明責任を」などと追及された石破首相は「法に抵触するとは思っていない」と改めて述べた上で陳謝したが、政治倫理審査会の出席については言及を避けた。野党側が求めているのは早期退陣よりも政倫審などでの説明。立憲民主党の多くの議員は政倫審で自民党の“政治とカネ”の問題として追及することで自民党にダメージを与え石破首相のまま夏の参院選につなげたいという思惑があるという。自民党内からは“誰になっても選挙は厳しい”などの声も。自民党・森山幹事長は会見で「引き続き趣旨や経緯について丁寧に説明を尽くす。総理もその方向での強い気持ちを持っている」と強調し、一部で出ている退陣論を否定した。